2022.02.16久遠の友、西村賢太先生との甘い思い出 互いを褒めちぎりながらも最後は大喧嘩 その後、呵呵大笑で「手打ちの一献」
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「おい玉っ、芥川賞の西村賢太って知ってるだろ?」と、この世界での私の恩人である高田文夫先生から話を振られたのが、今から10年前のことでした。「あいつ、お前と同い年で東京生まれでさあ、この前飲んだんだよ。お前と気が合うと思うから、今度一緒に飲もうぜ」
西村賢太先生との初めての出会いは、テレビのトーク番組でした。同じ昭和42(1967)年、東京生まれの私と伊集院光、そして賢太先生が集まったのです。収録後、「もう一軒行かない」と声をかけて3人は河岸を変え、改めて収録では話すことができないような、お互いの自己紹介を自虐的にしながら杯を重ねていったのです。
その後、私ごときの誘いに賢太先生が付き合ってくれ、差しで飲むようになります。
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