2023.02.08一周忌法要…５４歳でこの世を去った西村賢太先生の素顔 「没後弟子」を自称するほど敬愛していた作家との師弟法要
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芥川賞作家、西村賢太先生の一周忌法要が１月２９日に石川県七尾市の西光寺で営まれ、生前に付き合いのあった私も出席しました。
「苦役列車」で芥川賞を受賞して注目され、時代の寵児（ちょうじ）となった賢太先生。昨年２月５日に突然のハートアタックにより、５４歳でこの世を去りました。「もう１年もたってしまったのか…」と時の流れの早さを感じます。
賢太先生が世に出るまでの人生は散々なものでした。中学を卒業してから肉体労働に明け暮れたものの、築いた人間関係を破壊してしまう悪癖がありました。岡惚（おかぼ）れした女性に夢中になり、付き合うことになって有頂天になっても、せっかくできた彼女に暴力的なかんしゃくを繰り返しました。鬱屈し、もんもんとした日々は普通に考えれば「人間失格」の人生です。
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